今月のTOY
黄色は、私が最初に乗りたかったVW色です。1970年代前半免許を取りたての頃のVWを思い出します。それともう一つ、黄色のVW玩具のADACそれにタクシーです。その中でもチープなブリキの玩具に、郷愁を覚えます。粗悪な作りに、ディフォルメされたプリント、プレスの甘さから出るブリキの皺、インチキ臭い絵で、描かれた表情が良い、多分この絵はポリスの玩具のプリントをそのまま使った様です。家に其のポリスタイプも有りますから間違いないでしょう。ダブルバンパーをイメージして作ったと思われるこのバンパーは、実物とは違います。しかし私たちコレクターは『此れはダブルバンパーのブリキだな』と、無理やり其のカテゴリーに入れたいのです。『まぁ〜雰囲気は十分出ている』と、関心をしています。それなりに時代もあり、ユーモア溢れるチープ玩具は好みで、其処に趣や価値を感じます。
このENDOHなるメーカーは、かなりの数のブリキVWを作っています。このサイズくらいのタイプ2、此れは粗悪な作りの物、大きい物、小さいわりに良く出来た物(いわゆる実車タイプ)も有ります。ビートルの型では、プリント違いをはじめ、かなりユニークな駄菓子屋感覚の玩具もあります。それは其れでディフォルメされていて凄く楽しいです。(動物がプリントされて上にベルが付いている様な物)
よく御覧下さい、実車のビンテージ感覚にも共通する感じが、このモデルからも読み取れませんか?それが見えたなら、貴方は私と同じ病状かと思います。現代の医学では治療法がまだ見つからないそうです。御気の毒ぅ〜〜(笑)
★ 日本製 ★ 10cm ★ ブリキ ★ 1960〜70年代
★ メーカー ENDOH ★ フリクション、ゼンマイ
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