今月のTOY
私の頭の中にあった日本製のブリキカブリオレ以外の物を友人(VWTOY友人)が手に入れた時はかなりショックでした。彼のコレクションケースの中に其れはありました。『スゲ〜ッツ!!此れ何時何所で手に入れたのですか?』確か1980年代のはじめの頃だったはず。聞けば私も良く行く店・・・・『一歩違いかぁ〜残念!!』心の中で叫ぶのでした。まぁ〜知り合いの所に入っただけでも良かった。『ここに有るなら何時でも見られるし、ひょっとしたら何時か私の元に来るかも』なんて思ったものでした。今でこそブリキのセダンなら、かなりの情報もあり、手に入れやすいですが、其の頃はショップの数も少なかったし、ましてや古いブリキとなればよほどショップオーナーに繋がるコネが有るか、もしくは、まめさとタイミングの良さ、其れにお金がなかったら買えなかった時代です。此れのセダンKO(吉屋)のダブルバンパーのブリキだって購入が大変だった時代、そのカブリオレが有るとは・・・・私の想像をはるかに超えたモデルでした。フロントから見た出来の良い感じ、しかしドライバーは首から下がブリキでいかにも玩具チック。ロボットなんかだと、このブリキのガチガチ感がかえって良いのだが、動物や人に関しては、間抜けな感じになってしまう。個人的にはこの感じは好きです。まるでアストロノートの様な感じのドライバーの身体、其れにプリントはスーツにネクタイ(笑)『当時のヤナセ営業マンか!?(笑)』いやが上にも私の郷愁モードのスイッチは入ります。内装のプリントはセダンと違います。吉屋のプリントは、なぜかVWらしく有りません。しかしセダンよりはVWチックかなぁ〜・・?ラジオとグローブBOX辺りのみ。(笑)
リヤーフードがブルーのプラで出来ていて、其処がバッテリーでスパークします。『これぞ我々親父が、ガキの頃遊んだ玩具である。』其の頃のガキ感覚でこの玩具とは関係のないブリキのトランクを積んでいます。このモデルを見ていると、何時か夢みた真っ赤なオープンカーで旅行へ行く夢!(子供の頃見た空想の旅)そんな当時のセピア色に焼けた漫画、アストロノートみたいな宇宙旅行気分、そんな昔見た夢世界に戻れるのは、私だけなのだろうか・・・・
★ KO(吉屋) ★ 60s ★ 日本製 ★ 約25cm ★バッテリー
★ ごく最近まで吉屋のカブリオは此れしか見たことなかったのでもしや試作?と思っていましたがドイツのコレクターが此れの色違いブルーメタを持っていたことを写真で確認できたので市販された玩具と分かりました。
★ このリアルさの中にブリキ玩具の玩具要素も交じり合っています、其れにタイヤとキャップの出来が良いのもこのサイズの吉屋の特徴で、私はかなり好きです。
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