今月のひとこと
趣味の世界に限らず先輩は偉い、尊敬すべき人間と中学生の頃から寮生活をしていた私は思うのです。実際そんな多くの素晴らしき先輩に恵まれた事も確かで、古き良き時代に育ち、苦楽を共に出来たからこそ言える事なのかも知れません!?大げさかもしれませんが、趣味の世界も同じで、大きく影響を与えられ憧れた方も多くいます。知り合えた方、雑誌や本の中だけで拝見した方たち、誰しも私に大きな影響力を与えてくれました。写真右は確か私の同級生が『森谷…確か?VWの玩具集めていたよな?こんなの出ているよ』と、差し出した雑誌はメンズクラブだった気がします。其の部分の切り取りを頂、今もVWコレクションとして大事に取って有ります。この頃、自分のレベルと比べたらあまりにも素晴らしいコレクションに、ため息ばかり、かなりの刺激と夢を見させて頂いたものです。
もう一つの写真は、直接的VWTOYコレクションを見せていただいたり教えて頂いたり、時にはコレクションを譲っていただいた、尊敬すべき大先輩!!M野尾氏です。(NEKOの心に残る名車の本シリーズ、フォルクスワーゲンU)に出ている横浜ナンバーの黒のカブリオオーナーと、紹介した方が分かるかも知れません。其の頃良くビリケン商会のM原氏の自宅に遊びに行きました。その時近所にVWTOY集めている人がいるからと、紹介されたのがM野尾さんでした。アニメーターと言う職業のせいか、コレクション、集めた物に対しての視点、其のセンスに感動すら覚えました。『そうそう!わかる、わかる!』ますます私は其の感覚に刺激されて行くのでした。東京に行った時は自分の持っていないモデルを見るために必ず立ち寄っていました。時には先輩、先生、そしてライバル、80年代前半はその様な刺激多き仲間や先輩が溢れていました。結局、事情でコレクションを手放す時は、私のお気に入りは譲ってくれました。当然其れは彼も好きなものでしたが、私が食入る様に見ていたのを見透かしていたのでしょう(笑)それから比べたら今は情報の洪水、中傷の嵐、そんな狭いVWTOYコレクション、VW趣味の世界ですら可笑しな事もしばしば、だからなのか?私自身のキャラが悪いのか?今自分が、先輩と言われる立場や年齢だけに、この様な時代が寂しく思えます。情報の無い時代、ただワーゲンが好きで良かった、素直に憧れられるべき的が有ったと言うことは今にしたら最高だったのかもしれません!?多くの先輩、今回の写真のお二方、初代VWCC会長のNさん、小野寺ケンさん、われらがワーゲンのMさん、ミニカーの大先生Nさん、『楽しい時代を体験させて頂き本当に有難うございました。』と、マジに思う昨今なのです。
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